IP-PBXを使用する際にどうしても問題になるのがレガシー回線の収容です。
現在であれば、NTTのひかり電話サービスなどのIP電話サービスがあるため、MAHO-PBXとして直接そこに接続してしまえば、レガシー回線とIP電話との変換が不要です。
ただし、ひかり電話などのIP電話サービスに対して、アナログやISDNの電話回線(いわゆるレガシー回線)は、安定性などの面で、このんでこちらの回線を使う場合があります。
MAHO-PBXは、純然たるIP-PBXであるため、そもそもレガシーな回線を収容するポート、つまりアナログ回線やISDN回線のポートを持ちません。このため、これらを収容するには、VoIP Gateway装置が必要不可欠となります。
アナログ回線であれば、これまでもGrandstream社製のGXW410xシリーズがナンバーディスプレイにも対応しているため、これを利用して提案をしていましたがISDN回線となるとなかなか良いゲートウエイ装置がなく、良い提案がてきていませんでした。
しかし、最近になってカナダのMedia5というVoIP機器メーカーがISDNのVoIPゲートウエイ装置であるMediatrex 44xxシリーズを日本のISDN使用に適合させため、国内でも機器の販売が可能になりました。
この機種については、すでに当社でも検証を終えており、MAHO-PBXシリーズ全機種でこのISDN VoIP Gateway装置を用いてISDNを収容することが可能になりました。
ただし、このMediatrex 44xxシリーズは、BRIのみの対応となり、1ポート、2ポート、4ポートの3モデルがあります。
PRIについては、Mediatrex3000シリーズでの対応になり、こちらも間もなく国内での認証を取れるとのことです。
これらの装置については、当社でも取り扱いが可能ですので、ご興味のある方はぜひともお問い合わせいただければと思います。