オフィスでの電話機使用といえば卓上の固定電話が主流ですが、IP電話の導入に伴いWiFiを活用したWiFi電話も根強い人気です。
WiFi電話もAsteriskをベースとしたIP-PBXでは、スマートフォンにSIP電話アプリをインストールして使うケースが多く見られますが、個人のスマートフォンをBYODで使用すると情報漏えいのリスクなどの観点でまだまだ躊躇されるケース少なくなりません。
こうなると、専用のWiFi電話機が必要になるわけですが、実はVoIP専用のWiFi電話機になかなか良いものがありません。当社でもいろいろ検証はいますが、値段が高すぎるケースや安くても放っておくとハングアップしてしまうものがあったりととてもお勧めできないものも少なくありません。
今回ご紹介するDMP330については、社内でも数カ月にわたって評価し、とくに問題も発生しなかったものです。
DMP330は、ヨーロッパ圏で主に販売されている機種のようです。作りの基本は「3G携帯電話」のようです。
通常の携帯電話と同じように、背面に電池パックが入りますが、電池パックの裏にはSIMスロットがあり、SIMを入れれば携帯電話として使用できるようです。ただし、日本では使えません。この携帯電話はWiFiに対応し、SIPにも対応していますので、MAHO-PBXの端末としても利用できます。
機能としては、一般の携帯電話並みですので、カメラ、音楽プレーヤーなどのソフトも使用できます。ただし、表示はすべて英語になります。WiFi電話機として使用するということであれば、これで全く問題ありません。
簡単に仕様を紹介しておきましょう。
内臓電話帳機能
ディスプレイ:カラー液晶
待ち受け時間: 180 時間
連続通話時間: 2 時間
その他: mp3 player, Camera 1.3Mpx;
サイズ(WxDxH): 45x105x15 mm;
重さ: 90 g;
充電はUSBで行います。ACアダプタは標準添付です。
基本的に携帯電話ですので、内線端末として使用する場合に使用する、転送やパーク保留などの機能ボタンはありませんが、MAHO-PBXで使用する場合は、転送やパーク保留、パーク保留のピックアップはDTMF(通話中にダイアルする)で行えます。
重さもそれほど重くありませんので、持ち運びには便利かと思います。
導入に関してご興味があればぜひお問い合わせください。