スマートフォンを上手に活用した内線システム

2012-11-30 09.55.31.pngスマートフォンのビジネス活用が進む中、注目を集める問題点がある。「セキュリティ」です。

考えてみれば、ガラ携時代でも携帯電話の中にはお客様の個人情報を含む重要情報が記録されていたのですから、この問題は今に始まったことではありません。では、スマートデバイスで総称されるモバイル端末で何かが変わったのでしょうか?

その答えは明確です。モバイル端末がスマート(優秀)になりすぎたのです。

スマートデバイスは、従来のモバイル端末の常識をやすやすと凌駕してしまいます。これ自体は様々なビジネスチャンスを生むため大歓迎なのですが、誰もが気安く使え、さらにいえば誰もがアプリケーションを生み出すことができ、そして、大画面で使いやすい。加えて言えば、モビリティにも優れています。まさに、非の打ち所がありません。

しかし、この便利なモバイル端末が普及し、コモディティ化してしまったがためにあるゆえに様々な問題を生んだことも事実です。

一つは、紛失リスクです。人間が使う以上、紛失は避けられません。問題は、いかに早く紛失した端末をロック、またはワイプできるかです。そうしなければ、端末から様々な情報を抜き取られるリスクがあるからです。さらには、このモバイル端末を仕事で活用しているような場合、社内システムにアクセスされるなどのリスクも発生してしまいます。

二つ目は、ウイルス等による情報漏洩リスクです。アプリの導入は、常に未知のウイルスへの感染リスクを伴います。スマートフォンはしばらくはこれらのウイルスとは無縁だと考えられていましたが、ここまで普及すれば、攻撃者にとっては格好のターゲットになります。この為、ウイルスに感染しないよう最近ではスマートフォン用のウイルス対策ソフトも販売されています。しかし、発見されているウイルスはウイルス対策ソフトで守られるたことが可能ですが、未知のものには歯が立たないのです。

では、どうすればいいのでしょう。単純な解決策は、スマートフォンに情報を入れないことです。情報を入れなければ、漏洩することもありません。端末を紛失しても、端末自身に情報はありませんから、そこから社内に入られないようにネットワーク経由での認証などを無効にすれば、即座にブロックできます。

さて、MAHO-PBXシリーズの話しに戻ります。
MAHO-PBXでは、スマートフォンを活用して内線電話を活用する方法を提案しています。オフィスのなかでは、MAHO-PBXを使用してさえすれば、ほとんどすべての標準的SIPクライアントがMAHO-PBXの内線端末になります。また、社外に出た場合でもMAHO-SPAを使えば、内線と変わらずにスマートフォンを使用できます。

そして、MAHO-PBXでは、スマートフォンをより安全にビジネスに活用していただくために、MAHO-PBX全ラインナップそしてMAHO-SPAでスマートフォンの専用画面を用意しています。これらのMAHO-PBXスマートフォン画面では、MAHO-PBXを活用する上での基本的な操作ができるのはもちろんですが、Click-to-Call機能も提供しています。つまり、MAHO-PBXまたはMAHO-SPAの内部の電話帳登録された通話先の情報をクリックすることで、スマートホンにコールバックされ、そして目的の発信先に発信することができるのです。結果的に、スマートフォン上には、通話先の情報は保持されませんから、情報漏洩のリスクも軽減できるのです。

MAHO-PBXシリーズは、スマートフォンの連携によって、より安全に、そしてより便利に電話システムを提供できるのです。

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このブログ記事について

このページは、Kuniaki Kondoが2012年12月 3日 19:00に書いたブログ記事です。

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