ヘッドセットを使ってみました。

20110908-ヘッドセットの写真.JPG電話するときというのは通常はハンドセットといわれる受話器を持って通話するのが普通ですが、これがまた、PCで検索したりとかWebクリクリしながら電話しようとすると結構めんどうなものです。

解決方法としては、1)ハンズフリー対応の電話機を買う。2)ヘッドセットをつける。 の大体二つです。

1)のハンズフリーについては、最近の電話機だと結構な割合で対応しています。たとえば当社で扱っているSAXA IP NetPhone SXなんかは、日本人好みのちょっと高めの音質で通話しやすいです。同じく当社取り扱いのあるGrandstreamの電話機も同じで、海外製なのでハンズフリー時の音質がやや「おぉ、なんか西洋っぽい。」感じがします。(あ、決して音質が悪いわけでなく、フィーリングが・・という意味です。)

2)のヘッドセットについては、今回ちょっといくつかのヘッドセットを借りたり、買ったりして試してみました。

今回試したのは、ZENNHEISER社製とVXI社製とPLANTRONICS社製の3製品です。

ZENNHEISER社製のヘッドセットといえば、業務用としては実績の高い商品群です。

今回は、SH330というノイズキャンセル機能付きの方耳タイプのヘッドセットを使用しました。

付属には耳が痛くならないような柔らかい耳あてに加え、自分用として運べるように名前が記入出来る機能付ききんちゃく袋まで付いていました。

音質は、さすがという感じで文句なしです。マイクの感度も良くきっちりと音を拾ってくれます。

こちらも比較的きっちり作られたヘッドセットで、ノイズキャンセルなどもきちんとされ、音質も十分高く基本機能としては申し分ありません。

若干、音量が全体的に低めに設定されているようで、本体側での音量調整が必要になると思われます。

マイク部分についても、口により近づけて話したほうが声の通りは良いようです。

上記2機種と比較するのは若干違うかもしれません。これは、ワイヤレスヘッドセットとして評価してみました。

基本機能は当然申し分ありません。音質も良く、声の通り、音量なども十分です。

この機種は、いろいろこころづかいが憎い感じがしています。

電話機には、ヘッドセット用端子があるものとないものがあります。(Grandstreamはありますが、SAXAはありません。)このため、ヘッドセット用端子がないものは、ハンドセットの代わりにヘッドセットを使います。すると、ハンドセットが余ります。Savi Talkの電話機接続用ケーブルには、ハンドセット接続用端子があり、ここに抜いたハンドセットの端子を接続しておくと、ヘッドセットとハンドセットの両方がつかえるという心憎いフォローがあったりします。

ワイヤレスヘッドセットは、ワイヤードに比べて価格が倍ほどしますから、数が多い場合はなかなか選択としてありませんが、自席用であればいけるかなと思ったりもします。

ヘッドセットの接続にはいくつか方法がります。先ほども少々説明しましたが、ヘッドセット用の端子がある電話機とない電話機があります。ヘッドセット用端子が付いているものは、ヘッドセットボタンなどで着信が可能になりますが、ヘッドセット非対応のものは、受話器を上げる(オフフック)するしか着信する方法がありません。これが非常に面倒なんです。特にワイヤレスヘッドセットの場合、無線区間の接続と受話器のオンフック・オフフックは連動していませんから、電話に出るだけで2つの動作をしなくてはならないので大変面倒です。

そこで、「オフフックマシーン」(たとえば、これ)というものも存在します。(商品名が各社ばらばらなので、ここではこのように呼びます。)これはボタンを押したりすると受話器をちょこっと持ち上げてくれて、オフフック状態にしてくれるものです。原始的かつ単純ですが、結構便利そうなんです。ワイヤレスヘッドセットのSavi Talkは、このオフフックマシーンと連動する機能も付いているようで、無線区間を接続すると自動的にオフフックもしてくれるようです。

あと、ヘッドセット購入時に注意する必要があるのが、電話機の端子構成とインピーダンスです。

これが適合していないと音が聞こえずらい、マイクの音量が低いなどの不具合が出る可能性があります。基本的に電話機側の端子は、RJ-22という形で標準化されているように見えますが、そこに接続されている内容は、各社で若干違っていたり、電話機メーカーごとに対応するスピーカーとマイクのインピーダンスが違っていたりと相性がでてくるようです。

この辺の情報は代理店さんやメーカーさんが経験上多く把握していますので、購入時に相談して適合しているものを購入する必要があるようです。

 

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このページは、Kuniaki Kondoが2011年9月 8日 11:28に書いたブログ記事です。

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