よく工場やホールなどで、呼び出しの放送をすることがありますが、この放送の仕組みとしては、呼び出し用の設備があるところまで人が行ってマイクに向かって呼び出しを行う場合と、内線電話を使って呼び出す場合があります。
内線電話を使う場合は、電話端末の代わりに「ページャー」という機械を導入します。この機械は電話端末の代わりになっていて、着信すると放送用のスイッチをONにして、電話を自動着信します。
これをIP-PBX環境で実現してくれるのがVE-PG1ということになります。
以前から何度かMAHO-PBXと接続して、放送できないか?という問い合わせはいただいていました。このためVE-PG1の存在は知っていたのですが、検証する機会がなく時間が経ってしまっていました。
ようやく検証のためのVE-PG1を購入し接続してみました。(といっても、担当の技術の人がすべてやってくれたのですが・・・。)
設定は簡単で、通常のIP電話を設定するのとほぼ変わらず設定できたようです。
また、VE-PG1は、スピーカーとマイクが付いていますので、放送用の設備がなくても、本体だけで呼び出しが可能です。搭載されているマイクもかなり高感度のようで、小さめのオフィスであれば、これ1台あれば、呼び出して簡単な話(返事をするとか)をするくらいなら、このままで行けそうです。
実際に呼び出してみると、「ぴんぽんぱんぽぉ~ん↑」となってから、通話が開始されれ、通話を切断すると「ぴんぽんぱんぽぉ~ん↓」となって終話します。結構お手軽でした。
分散オフィス環境や工場の呼び出しでも十分活用できそうな製品です。