IP電話機検証情報の最近のブログ記事
Grandstream社が販売する製品のほとんどについてはまほろば工房で取り扱いがかのうです。その中にDP715/710というコードレスIP電話機があります。
ここ最近この電話機について問い合わせを受けますのでこの機種についてご説明しておきましょう。
まず、この機種ですが「日本国内では使用できません!」のでご注意ください。
DP715/710は、WiFiを使ったコードレスではなくDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)という規格を使ったコードレス電話機となります。
構造としては、ベースステーションと呼ばれるものがあり、このベースステーションをLANに接続し、ベースステーションからDECTの規格で無線通信をしてコードレス電話を実現しています。
問題は、このDP715が使っているDECTという規格が日本の法令に対応していないということになります。
オフィスでの電話機使用といえば卓上の固定電話が主流ですが、IP電話の導入に伴いWiFiを活用したWiFi電話も根強い人気です。
WiFi電話もAsteriskをベースとしたIP-PBXでは、スマートフォンにSIP電話アプリをインストールして使うケースが多く見られますが、個人のスマートフォンをBYODで使用すると情報漏えいのリスクなどの観点でまだまだ躊躇されるケース少なくなりません。
こうなると、専用のWiFi電話機が必要になるわけですが、実はVoIP専用のWiFi電話機になかなか良いものがありません。当社でもいろいろ検証はいますが、値段が高すぎるケースや安くても放っておくとハングアップしてしまうものがあったりととてもお勧めできないものも少なくありません。
今回ご紹介するDMP330については、社内でも数カ月にわたって評価し、とくに問題も発生しなかったものです。
フュージョン・コミュニケーションズが個人向けにサービスしている「FUSION IP-Phone SMART」。
フュージョン・コミュニケーションズなので050番号による電話サービスで、ターゲットはスマートフォンに入れた電話クライアントソフトを使って通話するというものです。ちょうど、NTTコミュニケーションズがやっている「050 Plus」のようなものですね。
このサービスの特徴的なのは、基本料金が0円ということ、着信だけならタダで使えるということ。発信しても、それなりに通話料金も安いのです。
じゃぁ、これを使わない手はないということで、MAHO-PBXでも接続テストを行ってみました。